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【沖縄市】本当は教えたくない沖縄市の穴場居酒屋。いと村

営業時間帯

更新日:2021.07.18

コザ十字路のいぶし銀!アットホームな居酒屋の隠れメニューは幻の麻婆豆腐。

本当は教えたくないお店のひとつである「いと村」。コザ十字路から脇道に入り中部産婦人科医院の近くにひっそりと佇む居酒屋。

外観と店内はこんな雰囲気。テーブル席が2〜3あって奥にはカウンター席。いと村は全席喫煙OK。アルコールとタバコ、Wの至福を同時に味わえる数少ない居酒屋だ。店内は清潔感があり、所々に南国テイストのインテリア。こういうところは大将の奥様がしっかりと管理されているのだろう。接客も女性ならではの細かな気遣いもあって、だから女性客にも人気で女子会をしている光景も良くみる。
まずはお通しの大根とグリーンサラダ。私はいと村の海鮮サラダが大好きで、海鮮は新鮮だし、ピリッと辛味の効いたわさびドレッシングも大変好みである。あいにくこの日は良い海鮮が仕入れられなかったとのことで、普通のサラダにした。うーん。しかし刺身が食べたいのだ。何か刺身はないものか尋ねたら、2点盛りなら出来るとのことだったので、お願いした。
ということで、マグロとタコの2点盛り。島タコかな?と思いつつタコからつまむ。正直これは普通だった。続いてマグロ。これは旨い!期待以上のものが出てきた。もしや生マグロではないだろうか。
大将と奥さんに聞いてみた。タコは海外産で、マグロは生マグロ。やっぱり!この舌触り、香り、味、これはやはり生マグロでしたか。めちゃくちゃ旨い。
以前も書いたが、沖縄といえば実は生マグロです。フルーツや沖縄そばも美味しいけれど、生マグロがおすすめです。高級店行って高いお金払えばそりゃ旨いお刺身は食べれるでしょうけれども、私にはハードル高いし、庶民だって庶民価格で旨い刺身を食べたいんですよ。そんな我儘な願いを叶えてくれる居酒屋が、いと村である。
続いても地物、やんばる地鶏たたき。地物はね、そりゃ素直に美味しいですよ。しかもこのボリューム。サービス良すぎ。お酒が進む。
そういえば今回は写真はないけれど、いと村はメニュー数が多いのも特長。メニューブックから溢れた分はドアや壁に一押しメニューとして書かれている。だから何度通っても毎回メニュー選びも楽しめる。
ホタルイカ刺しと軟骨ソーキ。軟骨ソーキはトロットロ系。噛むという行為は必要ない。カラシを少しつけて口にほおばる、と同時に白飯をかっこむ。最高である。味付けはそれほど濃くはなく、健康面が気になるおじさんにも優しい味付け。
好きなものをいっぱい食べてお腹はいっぱいだったが、大将と奥さんからおすすめしたいものがある、と誘惑されたので注文してみることに。
期間限定の幻の麻婆豆腐。何月から何月までの限定メニューだったか、失念してしまいました。本当にごめんなさい。いと村で中華って初めてだったので新鮮な気持ちで食べてみる。
ん!これは…かなり特長的だぞ!?香りも辛味も本格的な中華のようだ。この味は那覇の中国家常菜 燕郷房 (ヤンキョウファン)の麻婆豆腐に近い。香りが立って辛味もあってスパイシーで熱々で。まさかコザでこんなに美味しい中華料理を食べれるなんて思いもしなかった。沖縄中部って中華店少ないので、この麻婆豆腐はかなり貴重である。
いと村と燕郷房の麻婆豆腐の違いを挙げるとすれば、それはコクだと思う。燕郷房は伝統に基づく四川麻婆豆腐。とにかくスパイシーで辛い。お腹が痛くなるくらいに。でもそれがクセになる。いと村の麻婆豆腐は辛味の中にも明確にコク・旨味の存在感がある。その秘密は(企業秘密)だと言っていたが、実際に食べて確かめてみて欲しいと思う。いと村の麻婆豆腐もクセになるタイプだ。
いつもそうなんだけれど、本当に美味しいものに出会い、その時のことを思い出しながら文章を書いていると、また食べたくなってしまう。よだれも出てきそうだ。いと村の麻婆豆腐はそれくらいインパクトと感動があった。生マグロとの出会いだけでも十分に満足だったけれども。
ということで、長くなってしまったのでこの辺で締めくくり。本当は教えたくないお店、沖縄市の「いと村」でした。ありがとうございました。

本日のお会計:一人あたり約3,500円
※お酒の量次第

– お店情報

店名 いと村
電話番号 098-955-6227
営業時間 17:00~翌1:00
定休日 水曜日
支払い 現金/クレジットカード
禁煙/喫煙 全席喫煙可
アクセス 沖縄県沖縄市安慶田2-3-2
Google map
駐車場 なし。コザ十字路銀天街のコインパーキングなどをご利用ください。

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